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[P4]Vista においてブートシステムとOS(Windows)本体を別パーティションにインストールする方法
(システムパーティションとブートパーティションを分離する方法)

  特別の専用ソフトは使わずに、またXP などの以前の Windows には与えられていた機能も使わずに、Vista の機能のみを使って、全くパーティションの仕切りのないハードディスクからパーティションを切り出して、パーティション1にブートシステムのみをインストールし、OS(Windows)本体は、それと分離して別の、パーティション2以下にインストールする方法というのが、本稿の問題です。
なお、Windows 7 からは、システム・パーティションが『独立のものとして』・『自動的に』切り出される建前になります(下の、[注2]参照)。

   [注] ブートシステム とは、パソコンを起動してBIOSを含むハードウエア組み込み
       のファームウエアが中心となって、
Windows のカーネル(Kernel)に制御を
             渡すまで、すなわち Windows が動き出す前の段階で働くシステム部分
             という意味で使っています。
      カーネルとは、CPUと直接やりとりをするソフトウエアで、Windows のカーネル
      が、自ら動き出してパソコンを制御し始めた時からが Windows の動きに
      なります。スイッチ・オンの時からWindows が動いているのではありません。

  [注2] Windows 7 からは、画期的なことに自動的に
      システム・パーティションが切り出されます。
      すなわち、全くパーティションの仕切りのないハードディスクに
      (初めてパーティションを仕切り)Windows 7 をインストールしようとすると、
      自動的に200MBのシステム・パーティションが、
             OS本体(Windows 7)のパーティションの前に切り出されます。
      
      これは、Windows の歴史上初めてのことです。
      本稿のように意図的に独立のシステム・パーティションを作ろうとしなくても、
             それがあたりまえのものとして自動的に作り出されます。
      (従って、本稿は Windows 7 以降は、必要がなくなります。)

      しかも、もう一つ画期的なことがあります。
      
Windows 7 からは、ドライブレター(Cドライブ・Dドライブ・・・)がシステム内部
      において、完全に仮想化されたようで、
      上記システム・パーティションは既定ではドライブ名を持っていません
      (ドライブ名なしでも、パーティションが存在できる)。

      すなわち、以上の二つの意味で、Windows 7 は、またそれだけ
      MSDOS から遠ざかり、Linux に接近しました。

Vista においては bootmgr と boot フォルダ、XPまでのWindowsにおいては、ntldr,
boot.ini などの置かれているパーティションは、システムパーティションと呼ばれます。
他方、OS(Windows)本体の置かれるパーティションはブートパーティションと呼ばれます。      
  
 [注] http://support.microsoft.com/kb/314470/ja
      素人の私には、どうもこの用語法が気に入らず、いつも逆のような印象を
      受けてしまいます。

   [注] 普通のパソコンは、C ドライブのパーティションが、システムパーティションと
      ブートパーティションを兼ねている。


Vista のインストールDVDでは、従来と異なりパーティションを仕切ると、それらは無条件にすべてプライマリ(基本)パーティションになってしまいます。したがって、パーティションは4つまでしか、仕切れません。
 また、Vista の『ディスクの管理』の操作からは、最初に仕切るパーティションから、3番目に仕切るパーティションまでの3つが、無条件にプライマリ(基本)パーティションになり、4番目以降が拡張パーティション中の論理パーティションになります。それ以外の形にする自由は全く与えられておりません。

   [後記・注]
    コマンドプロンプトの操作を使えば、この限りではないようです。
    それを試された方が出てまいりました。(以下)


                 http://itaya.corso-b.net/TIPS/Vista/Vista03.html

 両者を分ける構造は、デュアルブート・マルチブートの形として、わかりやすく、美しく、柔軟で、管理しやすいため、この形を好まれる方も多いのではないかと思います。

   [注] MBR を書き換えるソフトは便利な反面、ちょっとしたミスや誤操作で
       ハードディスクを壊しやすいので、私は極力避けている。

Vista では、パーティション1にブートシステムのみをインストールして、これを
システムパーティションとし、OS(Windows)本体は、それと分離してパーティション2
以下にインストールする方法が、従来のWindowsのように簡単ではなくなりました。
これは、後述するように、論理パーティションを自由に作ることができなくなったこと
に起因します。
  しかし、少し手間をかければ、Vista でもこの構造を作り出すことができます。

  Vista での新ブートシステムについては、ネット上の記事を調べていただくことにして、
方法の説明に入る前に、それ以外の、この問題に関連する変更点を整理しておきます。

それは、Vista 体制下におけるパーティションの仕切り方に関しての変更です。

 さらに既に御存知のことと思いますが、Vista を立ち上げた場合には、Vista本体のパーティションが常にCドライブとされ、それに応じて他の一部のパーティションのドライブレターが変化します(Vista 本体が、パーティション2(パーティションD)以下にインストールされている場合)。

 この問題の背後または周辺には、以上のような変化があります。
==============================================================

では、具体的方法に入ります。
実質的に同じ内容ですが、【方法1】と【方法2】の二つを書いておきます。

【方法1】
   最短のコースです。Vista のインストールDVD から、Vista をインストールする前に
   コマンドプロンプトを使うために、『コンピュータを修復する』のコースに入ります。
       コマンドプロンプトの操作後に、インストールを開始します。
   Vista のインストールは、1回のみで済みます。

【方法2】
   コマンドプロンプトは、どうしても使いたくないという方向けです。
   (但し、【方法1】のコマンドプロンプトは、指示された通りに入力するだけです。)
   その代わり、Vista を2回インストールすることになります。

具体的手順に入りますが、
インストール中は、ことごとく、『インターネットに繋がったときは、ライセンス認証をする(既定でチェックが入っている)』のチェックをはずして下さい。
プロダクトキーの入力画面で、その下に出てきますから、注意してください。


-------------------------------------------------------------------
【方法1】

[第一段階] Vista のインストールDVDを使い、パーティション1とパーティション2を
        仕切り、フォーマットする。
   
       パーティション1は、純粋のブートシステム部分のみを格納するシステム
       パーティションである。

       私の場合、多少余裕をとって、2GBにしています。
            XPの時、16MBに仕切ったら、SP1をインストールする際、
            Cドライブ容量不足で、インストール不能に陥りました。
            
Windows 9.x とのデュアルブートを予定する方は、FAT で
            フォーマットしておくこと。


                  パーティション2は、Vista 本体を格納するブートパーティションであり、
        自分のポリシーに応じてサイズを決めます。
          なお、インストール直後のViata(Business版)の容量は、約10GB。
                  

       
重要なことは、以上の作業が終えた時点で、決して作業ウィンドウの
       《次へ》ボタンを押してはなりません(そうすると、インストールが開始
       してしまう)。
         ここで、インストールを中止します。
       
           
[注] Vista のインストールDVDにあっては、
                               ≪インストールの中止≫は、作業ウィンドウの右上にある
                               通常のウィンドウの終了ボタン(×印)です。
                               気づきにくいから、注意。


               
一度、インストール開始時のウィンドウに戻りますが、そこでも同様にし、
       
中止・再起動に持ち込みます。

       そして、そのまま次の[第二段階]に入ります。


[第二段階] パーティション1をアクティブにする。

       再起動したら、
Vista インストールDVDの『コンピュータを修復する』の
       コースに入ります。

       「システム回復オプション」のウィンドウが表示されたら、
       下方にある《次へ》ボタンを押し、
       
       次に表示されるウィンドウで、
       最下段にあるコマンドプロンプトをクリック

       コマンドプロンプトが起動したら、
       以下の通りに打ち込む。

               ----------------------------------
                    diskpart                   [Enter]
                    select disk 0             [Enter]
                    select partition 1       [Enter]
                    active                      [Enter]
                    exit                         [Enter]
                    exit                         [Enter]
               ----------------------------------
               前のウィンドウに戻ったら、
再起動し、
       引き続き、次の[第三段階]に入る。

[第三段階] Vista をパーティション2にインストールする。

      これは、ごく普通に行って下さい。

      以上で、パーティション1は、システムパーティションになっております。

なお、【方法2】の末尾にある、【追記】をお読み下さい。

-------------------------------------------------------------------


【方法2】


1回目は、仮インストールです(仮 Vista と呼ぶ)。

[第一段階] 純粋のブートシステム部分のみを格納するパーティション1と、
        Vista 本体を格納するパーティション2を仕切るが、
        Vista(仮 Vista) のインストールは単純にパーティション2に対して行う。
        パーティション1は仕切ってフォーマットするだけで、それ以上は
        意識しない。

       (1)仮 Vista のインストール
               既存パーティションがある方は、それをすべて削除する。
                 パーティション1は、私の場合、多少余裕をとって、2GBにしています。
            XPの時、16MBに仕切ったら、SP1をインストールする際、
            Cドライブ容量不足で、インストール不能に陥りました。

            Windows 9.x とのデュアルブートを予定する方は、FAT で
            フォーマットしておくこと。


         パーティション2は、Vista 本体を格納するブートパーティションであり、
         自分のポリシーに応じてサイズを決めます。
                  

      (2) 仮 Vista のインストール終了後
              ① パーティション1・パーティション2にわかりやすいボリュームネーム
          をつけます。
               
               ② コントロールパネルのディスクの管理で、
パーティション1をアクティブ
                   にする。
これが、ポイントです。 

        (3)Vista のインストールDVDをドライブに差し込んで再起動し、
             そのまま以下の[第二段階]に入ります。

 
[第二段階] パーティション2に再度、Vista をインストールする。
            
          これは、本インストールです。
          途中
パーティション2をフォーマットして、仮ブートシステム・仮 Vista を
     消去してから、
Vista をインストールする。 
                
          以上で、パーティション1は、システムパーティションになっております。

【追記】
    
     この後で、他のWindows のインストールに移り、デュアルブートにする場合は、
   従来の感覚で普通にインストールパーティションを選ぶだけです。

   但し、この後に、《以前のバージョンのWindows》をインストールする場合は、
 インストール後にちょっとやっかいな問題が生じます。

     これは、ネット上にいろいろ情報がありますが、ここまで書いてきた関係上、
     読者の便宜のため、私が調べて実際に試したものを下記

     
              [P5]Vista インストール後に、以前のバージョンのWindowsを
           インストールして、デュアルブートにする方法
      

     として、記載してあります。
     
     従って、引き続きそちらをご覧下さい。

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