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[P5]先にVista をインストールし、後から、XP(以前のバージョンのWindows)をインストールして、デュアルブートにする方法

 先にXPなどの『以前のバージョンのWindows』がインストールされているハードディスク
に、後からVistaをインストールする場合は、自然にデュアルブート体制ができあがります。
これに対して、先に Vista をインストールし、その後から、『以前のバージョンのWindows』をインストールする場合には、手作業で《デュアルブートにするための特別の操作》が必要になります。   

『以前のバージョンのWindows』のインストーラーは、「ずっと、以前に作られた」ものでVista の新しいブートの仕組みとの調整機能を持ち合わせていないのは、当然のことだからです。

ネット上にはこの問題の解決策が既に充分存在していますが、[P4]の記事(カテゴリー・《パソコンの窓》内の『[P4]Vista において、ブートシステムと Windows 本体を別パーティションにインストールする方法』)を書いた関係上、8割かたはこの問題が後に続くので(私は、残りの2割の必要性のためなのだが)、読まれる方の便宜のため、私がネット上から調べ、自分で実験し確認した結果から、デュアルブートを完成するための方法も併せてここに記しておくことにしました。
   しかし、[P4]のような構造ではなく、普通にCパーティション(パーティション1)に
ブートシステムと Windows 本体が置かれている場合でも、そこから『以前のバージョン
のWindows』とのデュアルブートを作り上げるうえで、参考になるように書いておきます
(但し、OEM版のVista の場合には、後述のように、この先もデュアルブートへの道のりは、長いと想像されます)。

 具体的手順に入る前に、一つだけ前置き的説明をしておきます。

 以下で説明する《デュアルブートにするための特別の操作》は、コマンド・プロンプト
から、bootsect.exe と bcdedit.exe という2つのツールを使って行います。
   
コマンド・プロンプトは、Vista または『以前のバージョンのWindows』の、どちらのコマンド・プロンプト(cmd.exe)を使ってもかまいません。
さらに、Vista または『以前のバージョンのWindows』のインストール・ディスクから
『コンピュータを修復する』のコースに入り、その修復環境下でのコマンド・プロンプトを
使ってもかまいません。
すなわち、4つの実行環境のうちのどれを使ってもよいわけです。
しかし、同一パーティションが、どの実行環境を使うかで、異なるドライブレターで表示
されますので、どれがわかりやすいか否かの問題があります。

他方、bootsect.exe は、Vista のインストールDVD内の \boot フォルダ内にあるだけ
です。
また、bcdedit.exe は、インストールされたVista の \Windows\System32 ホルダー内
にあるだけです。

コマンドプロンプト(MSDOS) の操作の基本さえできる人なら、どれでも問題ありませんが、操作中にどのドライブであるかを見つけだすという作業があり、コマンドプロンプト(MSDOS) の操作に不安のある人は、通常ネット上でなされている説明だけでは、実際の操作局面に入ると困ってしまうことも考えられます。

 そこで、ここではできるだけ、そのようなことがないように、誰でもいわれただけの
ことを、その通りにすれば足りるような手順と実行環境のもとで行うことにいたします。

[事前準備] 予め、bootsect.exe と bcdedit.exe をわかりやすいところに
                コピー
しておく。

   まず、Vista または 『以前のバージョンのWindows』が使えるうちに、
      
      bootsect.exe と bcdedit.exe を
   
   Vista がインストールされているドライブのルートフォルダにコピーしておく。
    これをしておくことで、コマンド・プロンプトになったときの作業がたいへん楽に
   なります。以下は、その前提で記述します。


          [注] Vista のインストールDVDをドライブに差し込んで、インストール
              動作に入ってしまった場合には、途中でインストールを中止
                              すればよいわけだが、
              Vista のインストールDVDにあっては、≪インストールの中止≫
              は、インストール動作中に表示される作業ウィンドウの右上に
              ある通常のウィンドウの終了ボタン(×印)です。
                              気づきにくいから、注意。

                     
[重要注意] OEM版のVistaの場合、メーカーからはリカバリーCD
             (orDVD)が同梱されるだけでしょうから、bootsect.exe を自前で
             では用意できません。パッケージ版を所持されている方から
             コピーさせて戴くなどの必要があるでしょう(XP をインストール
             する場合なら、次の注を参照。もう一つ手がある)。
               ただ、OEM版のVistaの場合には、ハードウエアが最新のもの
             でしょうから
システム内部のデバイス(チップセットなど)に
             ついてまでも、『以前のバージョンのWindows』用の
ドライバーを
             インストールしなければならないという問題があり、
             さらにそれがXPであるとすると、ライセンス認証がデバイス
             ドライバーのインストール時の再起動とどう絡んでくるのでしょう
             か(?)。
             私には、そういったハードウエアがないので、実験できません
             が、失敗に備えて、バックアップより復元できるようにしてから、
             始めれば大丈夫ですね。成功を祈ります。

          
[注] OEM版のVistaで、XPとのデュアルブートの場合なら、
                               bootsect.exe がなくても、下記のBootPro をダウンロード
              しておいてくだされば、間に合います。
              (最下段の[後記]中にアドレスがあります。

              使い方は、該当場所で指示致します。
                               .NET Framework 2.0 以上も必要です。

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=0856eacb-4362-4b0d-8edd-aab15c5e04f5&displaylang=ja  <= .NET Framework 2.0

              

   
[第一段階] 『以前のバージョンのWindows』のインストール
   Vista がインストールされているハードディスクに、
   XPなどの『以前のバージョンのWindows』をインストールするのは、
   従来と全く同じに行えばよい。
   すなわち、インストールの途中で、Vista がインストールされているパーティション
   とは異なるパーティションをインストール先として選択するだけで、
   それ以外のところは普通のインストールと変わりない。

           [注] 私が実験した限りでは、XP も 2000 も Vista で NTFS フォーマットした
                 パーティションにインストールして、成功した。
        Windows 9.x は、所定のFAT or FAT32 でフォーマット。

   問題は、その結果から始まる。

   この段階で、XPなどの『以前のバージョンのWindows』だけが起動し、Vistaは起動
   できなくなっている。

   Windows のインストール時には、ハードディスクのMBR(マスターブートレコード)
      が書き換えられるわけだが、新しいブートシステムの Vista の場合と『以前の
    バージョンのWindows』ではその書き込み内容が異なるために、
      後からインストール した Windows の書き込みが、先の書き込みを消してしまい、
      Vista が起動できなくなった、ということです。

   そこで、[第二段階]から、その修復にとりかかりますが、このケースでは
   私は『以前のバージョンのWindows』上でのコマンドプロンプトで作業するのが
   いろいろな意味で、シンプルでベストと思いますので、それに沿って話を進めます。

      [注] 先の[事前準備]がまだの方は、[第二段階]に入る前に
         済ませて下さい。ここが最後のチャンスです。

[第二段階] 手作業での修復

   
今ここは、『以前のバージョンのWindows』のみが立ち上がり、
    Vista は立ち上がらない状態にあります。
       ここで、一気にすべての問題を解決して修復を完成させてしまいます。

      まず、『以前のバージョンのWindows』を起動します。

     [注]OEM版Vista のため、bootsect.exe がなく、BootPro で間に合わせる
        方は、XPにここで、先に .Net Framework(2.0 or 3.0)をインストールし、
        それから、BootPro をインストールして下さい。
        W2K(2000)には、対応していません。


   後のコマンド記述で必要になるのが、bootsect.exe と bcdedit.exe のパスと
   アクティブパーティション名(ntldr の存在する)です。
   コマンドプロンプトに入る前に確認してしまいましょう。

   アクティブパーティション(ntldr がある)は、まず C:(パーティション1)のはず
   です。希にそうでない場合は、言わなくても御本人が既にその自覚をお持ちです。

     [注] 現在の Windows では、物理的なパーティションの並びに対して、ドライブ
        レターは、論理的なものとして仮想化されており、必ずしも一致しない。
        物理的なパーティションの並びは、①『ディスクの管理』の帯(おび)の
        並びで、左から(パーティション1=パーティションC,パーティション2=
        パーティションD・・・・・)というように確認するか、② Windows インストール
                 CD=DVD のインストールパーティション選択画面で確認するかの、二つ
        の方法しか、与えられていない、と思われる。
        いずれにしても、ドライブCとパーティションCとを混同してはならない。

                

   bootsect.exe と bcdedit.exe のパスは、Vista のインストール・ドライブ名だけ
   わかっていれば充分です。人により異なりますので、各自確認して下さい。
   普通は、C:ドライブです。しかし、[P4]の記事の構造をとっている場合は、
   D:または、それ以降になっているはずです。

     [注意] 『以前のバージョンのWindows』で見たドライブ名です。
          Vista 上から見ると、Vista がCドライブであっても、
          『以前のバージョンのWindows』から見ると、Vista はDドライブという
          場合は、Vista のドライブは、Dドライブです。
          『以前のバージョンのWindows』上で作業する上で、
bootsect.exe と
           bcdedit.exe のパスとして必要なのですから。

   
   次に、XP(以前のバージョンのWindows)のアクセサリから、コマンドプロンプトを
   呼び出します。
   以下の(1)~(5)は、コマンドプロンプト内で赤字部分を半角で打ち込み、
   最後にEnterキーを押す。

   (1)ハードディスクのMBR(マスターブートレコード)の書き込みを新形式
     の Vista の書き込みに戻す。

        
(Vista ドライブ):\bootsect -nt60 all  [enter]

                              (注) -nt60 は、 /nt60 でもよい。(以下同じ)
                 コマンドプロンプトでは、大文字・小文字の区別はない。

              [注]bootsect.exe がなく、BootPro で代用される方の操作
                  |BootPro 起動|
                  |(上段の右から2つめ)Bootloader ボタンを click|
                   |(その下の)Reinstall the Vista bootloader にチェック|
                  |Apply ボタンを click|
                                            (以上で、同等の結果になります。)


         再起動せず、引き続きすべてのコマンドをここで投入し、
         一気に問題を解決してしまいますが、
         もしここで再起動すると、こんどは Vista が起動し、
         『以前のバージョンのWindows』は、起動しない状態になっています。
         (再起動してしまうと、現在の位置には二度と戻れなくなります。)
         
      そして、以下の(2)~(5)は、Vista の新ブートプロセス内で、
      『以前のバージョンのWindows』を選択し、起動するような仕組みを
      作り上げる作業になります。

  (2) BCDストア(boot.ini に代わる Vista でのブート情報格納場所)に
     『以前のバージョンのWindows』のエントリ(ブート情報格納場所)を
     作成する。

  
       (Vista ドライブ):\bcdedit -create {ntldr} -d "Windows XP"  [enter]

                       (注)
{ntldr} は、bcdedit.exe コマンド文法規則で決められている
              BCDストア内のエントリの識別子(正確には、その代わり)。
              本来の識別子は、長ったらしい記号のようだが、

              『以前のバージョンのWindows』に関しては、{ntldr} と書いて
              おけば、本来の長ったらしい記号を書かなくとも、どのエントリ
              かを特定してくれる、という背番号のようなもの。

              
"Windows XP"は、『以前のバージョン』にあわせて、各自
              適当に書きこんでよい。

          
(注)このコマンドを実行したときのみ、
                「Error ・・・・・Entry・・・・Already Exist」
             という表示がでるかもしれない(たぶん、出るはず)。
             しかし、これは正常であり、そのまま先に進んでよい。
             boot.ini が参照されているのであり、『既にあるぞ』ということ
             です。
             ということは、この(2)は抜かしてもいい、ということですね。


  (3) 作成したエントリに、ntldr のあるアクティブ パーティション名を
     セットする。 (ドライブ名ではない)


               (Vista ドライブ):\bcdedit -set {ntldr} device partition=C:  [enter]

                        (注)
partition=C: (=パーティション1)のところは、普通はC:の
              はずですが、そうでないケースもありえますので、先ほど調べた
              パーティション名にあわせて下さい。

  (4) 同じくエントリに、ブートローダーのパス
名をセットする。

            
(Vista ドライブ):\bcdedit -set {ntldr} path \ntldr  [enter]

  (5) ブートメニューでの表示位置を指定する。


             
(Vista ドライブ):\bcdedit -displayorder {ntldr} -addlast   [enter]

                       (注) 
-addlast  は、 -addfirst にしてもよい。

 
これで、再起動すると、デュアルブートが完成した形で、システムが立ち上がります。

  
[後記]
    完成後の整備は、BootPro などのソフトウエアから行うのがよいと思います。

    ダウンロード  http://www.pro-networks.org/vistabootpro/ 

    使い方  http://www.corso-b.net/itaya/TIPS/Vista/Vista002.html

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[P4]Vista においてブートシステムとOS(Windows)本体を別パーティションにインストールする方法
(システムパーティションとブートパーティションを分離する方法)

[P4]Vista においてブートシステムとOS(Windows)本体を別パーティションに
    インストールする方法
    (システムパーティションとブートパーティションを分離する方法)


内容の更新を機に、下記のリンクに移動しました。


http://hokkai53.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/vista-oswindo-1.html

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[P3]外字ファイルのコピー

Windows の外字エディターの機能が改善されないため、外字ファイル・外字データのコピーは、たいへん苦労を強いられています。

基本的に、2種類のコピーの方法があります。

まず、知らない方のために前提知識から。

外字ファイルは、 eudc.tte と eudc.euf という2つのファイルがセットになっています。
これが、一般の方の場合は、C:\Windows\Fonts フォルダにあるわけですが、
このフォルダは、特殊フォルダで、マイコンピュータからは、二つの外字ファイルの存在が見えなくされています(システムファイル・隠しファイルを表示する設定にしておいても、見えない)。
 また、Fonts フォルダ・外字ファイルまわりは、通常のコピー方法が通用せず、そのためどうしたら、外字ファイル・外字データをコピーできるかが問題になります。

以下、【方法1】外字ファイルのコピー・【方法2】 外字1字1字をコピーする
の2つの方法を説明致します。XP=>XP, XP=>Vista, Vista=>Vista のいづれも可能です。( [後記] Windows 7 は、Vista に同じ)
デュアルブート・マルチブートにシステムを組み上げている方は、【方法3】複数ブートシステム専用の外字ファイルのコピーが、別途可能です。


     なお、 Vista においては、『管理者権限(UAC)』を変更しておく必要があります。
     
     【方法1】【方法2】に入る前と後に次の操作をして下さい。

       以下の操作を開始する前に次の操作をしておく。
        |スタートボタン|コントロールパネル|クラシック表示|
        |ユーザーアカウント|ユーザーアカウント制御の有効化または無効化|
        |ユーザーアカウントの制御を使ってコンピュータの保護に役立たせる
               =>チェックをはずす|OKボタン|再起動する|
  
       そして、一切の操作が終わった後で、忘れずに次の操作をしておく。
        |スタートボタン|コントロールパネル|クラシック表示|
        |ユーザーアカウント|ユーザーアカウント制御の有効化または無効化|
        |ユーザーアカウントの制御を使ってコンピュータの保護に役立たせる
               =>チェックを入れる|OKボタン|再起動する|
 

    -------------------------------------------------  

【方法1】外字ファイルのコピー

 以下の二つの場合で、多少やり方が異なります。
   
 コピー先の(これからコピーしようとしている)Windowsに現在、
           [ケースA]   全く外字を登録していない場合
     [ケースB]  既に外字を登録している場合

新しいWindows にコピーする場合は、 [ケースA]です。但し、既に外字エディターを操作して、一字でも外字を登録してしまった場合は、[ケースB]にあたります。

[ケースB]では、レジストリを操作することになります。レジストリの操作の経験のない方は、後述する【方法2】を使用する方が安全ではあります。レジストリの操作に失敗すると、外字システムが正常に動かなくなる危険があります。
但し、未経験の方にもわかるように書いておきますが、OS全体のバックアップ・復元のツールで、バックアップをとってから開始して下さい。以下、XP=>Vista の例で説明します。
[ケースA]の場合は、安全です。

【 ケースA 】の場合

   
コマンドプロンプトを使ってコピーしなければならない、ということが要点です。

[第1段階] XPパソコンで、XPの外字ファイル(eudc.tte と eudc.euf の2つのファイル)をフラッシュ・メモリー(フロッピーディスク等でもよい)にコピーする。

   (Windows XP=Cドライブ、フラッシュ・メモリー=Eドライブ)の例で説明します。
  ドライブ名は、自分のパソコンにあわせて、読みかえて下さい。

  ① フラッシュ・メモリー(フロッピーディスク等)をパソコンにセットし、
   そのドライブ名を憶えておく。 

  ② コマンドプロンプト(cmd.exe)を起動する
       |スタートボタン|すべてのプログラム|アクセサリ|コマンド プロンプト|
 
  ③ キーボードから、半角文字で(Alt + 半角/全角キーで切り替え)
       
          copy C:\Windows\Fonts\eudc.*  E:
         (読みにくいといけないので、全角で書くと
     copy C:¥Windows¥Fonts¥eudc..*  E:)

       と、打ち込み、最後に Enter キーを押す。

             [注] E: は、①で調べたものです。
         E: の前は、スペースが一つ(以上)なければならない。
                    eudc.* となっているので、eudc.tte と eudc.euf  の二つとも
         一度の操作でコピーされております。
 
   フラッシュ・メモリー内に、eudc.tte, eudc.euf の2ファイルのコピーがとれている
    ことを、できる人は確認して下さい。

      [注]フォルダー・オプション(コントロールパネル内)で、拡張子まで表示
          する、という設定にしておかないと、.tte, .euf の部分は表示されない。

[第2段階] フラッシュメモリ(フロッピー)をXPパソコンから取り出して、
       Vista パソコンにセットする。
       そして、またそのドライブ名を憶えておいて下さい。

[第3段階]   Vista パソコンに外字ファイルを組み込む。
        
        フラッシュメモリ(など)から、外字ファイルを C:\Windows\Fonts フォルダ
        にコピーする。

    (1)コマンドプロンプト(cmd.exe)を起動する

       Vista では、
        |スタートボタン|(検索ボックスに半角で)cmd と打って|
        |Enter キーを押す|
               XP では、
                  |スタートボタン|すべてのプログラム|アクセサリ|コマンドプロンプト|

     (2)コマンド プロンプト(cmd.exe)が起動したら、そこで、

             キーボードから、半角文字で
           copy E:\eudc.* C:\Windows\Fonts
                      
                       (読みにくいといけないので、全角で書くと
                  copy E:¥eudc.* C:¥Windows¥Fonts) 
              
                        と、打ち込み、Enter キーを押す。
 
    (3)コマンドプロンプトのウィンドウを閉じる。

     以上で、外字ファイルのコピーが完成です。外字エディターを開いて
  確認して下さい。

       Vista で外字エディターを起動するには、
          |スタートボタン|(最下段にある検索欄に半角文字で)eudcedit
      と打ち込み、Enter キーを押す|
       
        アイコンを作りたい人は、C:\Windows\System32 の中にある eudcedit.exe を
    探し、そのショートカットをデスクトップに作っておきます。

【 ケースB 】の場合

   
これは、コピー先のWindows に既に外字が登録されている場合です。
  既に登録されている外字を消したくない場合は、次の【方法2】によるほか
  ありません。

  上書きコピーしてもいい場合がこちらのやり方です。

  ここでは、レジストリを操作しますので、操作に失敗すると、外字システム自体が
  使えなくなる危険があります。自信のある方、または、システムのバックアップを
  とって万が一の場合に復元出来る方以外の方はお避け下さい。

  Windows\Fonts フォルダーにいったん外字ファイルができてしまうと、
  外部からのコピーはコマンドプロンプトを使ってもできなくなります。
  そこで、レジストリを書き換えて、これを可能にしてからコピーを致します。

  そのため、Windows の二回の再起動が必要になります。

    [注]『外字コピー屋さん』をお持ちの方は、下記投稿[PC3-1]に
       レジストリを操作しないで済む方法が寄せられております。

  [第1段階] [第2段階]までは、【 ケースA 】と全く同じです。
   
[第2段階]まで、【 ケースA 】で進み、それから以下の[第3段階]に入ります。
  そこで、ここでは、
[第3段階]から書き始めます。 

[第3段階]

① レジストリ・エディタで下記のキーを開く
   
        HKEY_CURRENT_USER\EUDC\932

            (1) レジストリ・エディタの起動
                 (Vista では)
             |スタートボタン|(検索ボックス内に半角で)regedit と打って|
             |Enter キーを押す|
                  (XPでは)
                   |スタートボタン|ファイル名を指定して実行|          
            | C:\Windows\regedit.exe  (と入力する)|OKボタン|

      (2) キーの開き方
         左ペイン(左欄)の+マークをクリックして開く。
         
② 932 キ-内の値の表示と値データ の書き換え

   (1) 932 キ-内の値名 SystemDefaultEUDCFont を表示する
               左ペイン(左欄)の932キーをクリックすると、
          右ペインにキー内の値が表示される。

                     値名     SystemDefaultEUDCFont
                     値データ  C:\Windows\Fonts\eudc.tte

             [注]HKEY_CURRENT_USER\EUDC 下には、932 キ-以外にも
            似た数字の名前のキーがあるが、内部の値のデータに
             C:\Windows\Fonts\eudc.tte というフルパスが入っている
            ところは、932 キ-しかない。

    (2) 上記の値名 SystemDefaultEUDCFont にある値データの書き換え

        まず、値データ C:\Windows\Fonts\eudc.tte を、しっかり手もとの紙に
               メモする(最重要)。
        ここを慎重に行わないと、パソコンが正常に動かない原因になる。

       そして、以下の操作をする。

       |レジストリ・エディタの右ペイン(右欄)内にある、
                 値名      SystemDefaultEUDCFont のアイコンを右クリック|

       |(ポップアップメニューの)修正|
       => ダイアログボックスが表示される。

           |(ここで)値データの Fonts の部分を Temp に書き換える。|
        C:\Windows\Fonts\eudc.tte を C:\Windows\Temp\eudc.tte に
        書き換える、ということ。

                   [注]要は、C:\Windows\Fonts\eudc.tte の所在指定を
                               はずしさえすればよい。
              ここが、外字ファイルコピーの核心部分です。

       |OKボタンを押す。|
       |レジストリ・エディタを終了する|

③ コンピュータ再起動(②のレジストリの変更を有効にするため)
 
    |スタートボタン|終了オプション|再起動|
    

      [再度、立ち上がったら]

④ 外部フォルダ(フラッシュメモリ)から、外字ファイルを
    C:\Windows\Fonts フォルダにコピーする(④は、「ケースA」と全く同じ)。

    (1)コマンドプロンプト(cmd.exe)を起動する

       Vista では、
        |スタートボタン|(検索ボックスに半角で)cmd と打って|
        |Enter キーを押す|
               XP では、
                  |スタートボタン|すべてのプログラム|アクセサリ|コマンドプロンプト|

     (2)コマンド プロンプト(cmd.exe)が起動したら、そこで、

             キーボードから、半角文字で
           copy E:\eudc.* C:\Windows\Fonts
                        (copy E:¥eudc.* C:¥Windows¥Fonts) 
              と、打ち込み、Enter キーを押す。
 
    (3)コマンドプロンプトのウィンドウを閉じる。

 ⑤ レジストリ・エディタで、再度 HKEY_CURRENT_USER\EUDC\932 を開き、
      値名 SystemDefaultEUDCFont の値データを 
      C:\Windows\Fonts\eudc.tte(メモ通りの値) に戻す。

     やり方は、②を参照。
     ここを誤ると、Windows が正しく動かなくなる。

  ⑥ Wiindows 再起動(⑤のレジストリの変更を有効にするため)       
   
     [以上で、コピー完了・外字エディターを立ち上げて、確認して下さい。]

      -------------------------------------------------
     -------------------------------------------------
 
【方法2】 外字1字1字をコピーする。

   使用外字は、数えるほどだと思いますので、これでも間に合います。
また、他の人から外字データをもらい受け、自分の外字ファイルに追加する場合には
こちらの方法が役に立ちます。
   
要点を説明しておきます。

外字エディターは、外字データを外字ファイル以外の形で外部に書き出す機能を持っていません。
そこで、外字エディターから、クリップボード経由で、外字データをペイントに送ります。
ペイントは、そのデータをビットマップファイルとして、外部に書き出す機能が備わっているので、ここで書き出してもらうことにします。

そして、書き出したデータを組み込む段階では、その逆のコース(ペイント=>外字エディター)を利用します。 

     [注]フォルダオプション(コントロールパネル)で、
        特に拡張子まで表示する設定にしていないと、
        以下の記述のファイル名の表示において、
        拡張子の部分(.bmp,.exe など)は表示されない。


[第1段階] XPの外字ファイルから、コピー対象の一文字を、
                  ビットマップ・ファイル(.bmp)として取り出す。

        ① 外字エディターとペイントの両方を立ち上げておく。

           [注]外字エディターの起動
                  |スタートボタン|すべてのプログラム|アクセサリ|
                  |外字エディター|

              ペイントの起動
                 |スタートボタン|すべてのプログラム|アクセサリ|
                 |ペイント|

      ペイントは、新規作成の編集画面にしておく。
                 |(メニューの)ファイル|新規|

        ② 外字エディターでコピー対象の一文字を選んで編集画面を呼び出す。
                 |コピー対象の一文字をクリック|OKボタンを押す|

        ③ 編集画面の全域を選択して、クリップボードにコピーする。

        編集画面の全域を選択する方法
           |外字エディター左側のツルーバーの点線四角形クリック|
           |マウスカーソルの十字形を編集画面の左上端でクリックし、
             そのまま右下端までドラッグしてから、離す。|

        クリップボードにコピー
           |(メニューの)編集|コピー|

        (ここまでが、外字エディターでの操作)

       ④(ここから、ペイントでの操作)
 
         |タスクバー(下段)のペイントアイコンをクリックして、ペイントを前面に
           表示する|

              それをペイントに貼り付ける。

         |(メニューの)編集|貼りつけ|

        ⑤ ペイントで、貼り付けられた文字データを、ファイルに保存する。

       |(メニューの)ファイル|名前を付けて保存|
            各自自分の好きなフォルダに、好きな名前をつけて。
            直接、フラッシュメモリ等に保存すれば、[第2段階] ①の手間は
            省ける。

        [ これで、コピー対象の一文字のビットマップファイルが完成 ]
         
        [注]同時に、複数の外字のビットマップファイルを作ってしまう場合には、
           ここで、[第1段階]を繰り返す。

   ⑥外字エディター・ペイントを終了させる。

[第2段階]  フラッシュメモリ等をVista パソコンへ移動

   
   ① (XPパソコンで)コピー対象の一文字のビットマップファイルを、
     フラッシュメモリ等にコピーする。
     (直接、フラッシュメモリにビットマップファイルを作った人は、この作業は不要)

   ②フラッシュメモリ等をXPパソコンから取り外し、Vista パソコンに接続する。

[第3段階] Vista の外字ファイルに、コピー対象の一文字のビットマップファイルを組み込む。

        ① 外字エディターとペイントの両方を立ち上げておく。

                  Vista での外字エディターの起動
           |スタートボタン|(検索ボックスに半角で)eudcedit と打つ|
           |Enterキーを押す|

        Vista でのペイントの起動
           |スタートボタン|(検索ボックスに半角で)mspaint と打つ|
           |Enterキーを押す|


                          [注]Vista では、アクセサリのショートカットがない。
                         起動には、C:\Windows\Ststem32 フォルダー内の
                         eudcedit.exe, mspaint.exe をダブルクリックしてもよい。

                 外字エディターは、未使用の新規コード番号の編集画面にしておく。
                          |(コード選択ダイアログで)未使用の真っ白な四角形をクリック|
            |OKボタンを押す|

        ② (ペイントでの操作) 

            |タスクバー(下段)のペイントアイコンをクリックして、
                     ペイントを前面に 表示する|

               コピー対象の一文字のビットマップファイルをペイントに読み込む。

         |(メニューの)ファイル|ファイルを開く|
              |(フラッシュメモリ内の)ビットマップファイルを選択して開く|

        ③ 編集画面の文字部分を選択して、文字部分をクリップボードにコピーする。

        編集画面の文字部分の選択の仕方

                       |(ペイントの画面左側ツールボックス内)点線の四角形クリック|
          |外字がピッタリ収まるように、マウスでドラッグしながら、枠で囲う|
 
        クリップボードへのコピー        

             |(メニューの)編集|コピー|

                 (ここまでが、ペイントでの操作)

        ④(ここから、外字エディターの操作)
     
           |タスクバー(下段)の外字エディターアイコンをクリックして、
                   外字エディターを前面に 表示する|
        
       クリップボードから外字データを、外字エディターに貼り付ける。 

         |(メニューの)編集|貼りつけ|

        ⑤ 外字エディターで、貼り付けられた文字データを保存する。

         |(メニューの)編集|同じコードで保存|


[以上です]

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【方法3】複数ブートシステム専用の外字ファイルのコピー

 システムをデュアルブート・マルチブートに組み上げている方は、より簡単に外字ファイルをコピーできます。

 OS_2(例えば、Windows XP) を立ち上げ、OS_2 を使って、動いていない方のOS_1(例えば、Windows Vista)の\Windows\Fonts フォルダへ外字ファイルをコピーします。
この場合には、【方法1】でしたような、レジストリの操作は、全く不要になります。
単にコマンドプロンプトを使ってコピーすれば、それだけで完了です。

                                                                  [以上]

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---------------------------------------------------------------                                   投稿されたコメント
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---------------------------------------------------------------               [コメント対象事項]
         外字ファイルのコピーに際し、レジストリの操作をせずに済ませる方法
         (「外字コピー屋さん」を所持している場合)
--------------------------------------------------------------
[PC3-1]

投稿 つばさ | 2007年7月26日 (木)

  以下の方法で再起動することなく外字の切り替えが可能です。
   1.標準ユーザでログインします。
   2.コマンドプロンプトを右クリック管理者権限で実行します。(パスワード応答)
   3.コマンドプロンプトからcpeu falseを実行し外字を停止
   4.コマンドプロンプトからcopy EUDC* c:\Windows\Fontsを実行
   5.コマンドプロンプトからcpeu trueを実行し外字を起動
   6.ログアウトして再度ログインすると入れ桁外字が使用できます。

  cpeu.exeは外字コピー屋さんに付属のコマンドラインツールです。
    おそらくEnableEUDCというWindowsAPIを使っていると思います。
    5で外字が有効になればよいのですが、私の環境では一度ログアウト
    しないとコピーした外字が反映されませんでした。
   
    参考になれば幸いです。

[PC3-1N]

投稿 西方法界

   
ありがとうございます。本文中に『外字コピー屋さん』をお持ちの方は、
  この投稿を参照されるように[注]を入れさせて戴きました。

  WindowsAPI で操作する関数が用意されていれば、自動実行プログラムの作成
  は容易なのですが、私はWEB プログラミングには全く手を出していないので、
  ダウンロードして使っていただくようにする技術を持ち合わせておりません。
    どなたか、それをしてくださると多くの方が助かると思っています。
  根本的には、Microsoft が、外字エディターの機能を改良して、データのインポート
  ・エクスポートを使って用が足りるようになるのが、最高だと思うのですが。

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[P1] Vista に一太郎9をインストールする方法

発売後10年になる古いソフトですが、私のようにまだ使っている方がこの問題のために検索されるかもしれないので、書いておきます。

 一太郎9は、CDからインストールしようとしても、始めの段階でインストール動作が停止し、インストール自体ができません。

Virtual PC 環境を構築し、XPまたはそれ以前のWindows上で動かせばよいわけですが、私のように付属のAtok12をVista上でIMEとして組み込みたい場合には、それでは間に合いません。ごく普通にインストールして使いたいわけです。

   但し、できる条件が限られています。2台のパソコンがあり、共に無線LANを備え、無線LAN(Local Area Network)でネットワークを組んで使うことができる場合のみになります。

  【注】有線LANでも原理的には同じはずなのですが、一見インストールは順調に進み
     始めるものの、その最終段階近くで、『JS NSP3 Setup は、動作を停止しまし
     た。』というエラーが出て、失敗します。私には、なぜなのかよくわかりません。
     無線LANだと、そうならないのです。

 ですから、以下のことができる条件が既に整っているか、あるいは簡単に作り出せるのは、極く限られた方になるかと思われます。そうでない方は、新製品に買い換えるタイミングであり、早くそうされた方がいいと思います。

では、具体的方法に入ります。

①XPパソコンとVistaパソコンを 無線LAN でつなぐ(有線では失敗する)。
②XPパソコンのCDドライブは、共有ドライブにしておく。
 (ドライブ右クリック|プロパティ|共有タブ)
③XPパソコンのCDドライブに一太郎CDをセットして、
 自動起動したら、終了ボタンを押し、そのままの状態にしておく。
④Vistaパソコンの方から、LAN を介して XPパソコンのCDドライブにアクセスし、
 AUTOPLAY.EXE ダブルクリック

以上で、インストールが普通に進行します。

インストール後は、以下のアップデートモジュールを施します。
これは、普通にインストールできます。

アップデートモジュールをお持ちでない方は、以下からダウンロードする。
以下の二つが必要です。


ATOK12 for Windows アップデートモジュール [ 2001.10.23更新 ]
http://www3.justsystem.co.jp/download/atok/up/win/990219.html

Windows XP対応アプリケーション共通モジュール  [ 2001.10.23公開 ]
http://www3.justsystem.co.jp/download/os/up/win/011023.html


【後書き】

確認しておりませんが、JustSystem の1998年前後に出た他のソフトウエアでも、この方法でインストールができるかもしれません。一太郎9と同じ『症状』のものなら、試してみる価値があるかもしれません。

この時期のソフトウエアは、大抵はCDをハードディスクにそっくりコピーし、ハードディスク上から、Setup.exe を起動すれば、インストールができるのが普通です。

ところが、一太郎9は『なんらかのカラクリ』が施されていて、それができずどうしてもインストールはCDを使う必要がありました。Vista にインストールができないのは、この『なんらかのカラクリ』の部分で引っかかるような気がしております。

ということは、同様の『カラクリ』が使われているなら、他のソフトウエアもこの方法で Vista にインストールできる、という推定が成り立つことになります。

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