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(システムパーティションとブートパーティションを分離する方法)
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[P5]先にVista をインストールし、後から、XP(以前のバージョンのWindows)をインストールして、デュアルブートにする方法

 先にXPなどの『以前のバージョンのWindows』がインストールされているハードディスク
に、後からVistaをインストールする場合は、自然にデュアルブート体制ができあがります。
これに対して、先に Vista をインストールし、その後から、『以前のバージョンのWindows』をインストールする場合には、手作業で《デュアルブートにするための特別の操作》が必要になります。   

『以前のバージョンのWindows』のインストーラーは、「ずっと、以前に作られた」ものでVista の新しいブートの仕組みとの調整機能を持ち合わせていないのは、当然のことだからです。

ネット上にはこの問題の解決策が既に充分存在していますが、[P4]の記事(『Vista に
おいて、ブートシステムと Windows 本体を別パーティションにインストールする方法』)を書いた関係上、8割かたはこの問題が後に続くので(私は、残りの2割の必要性のためなのだが)、読まれる方の便宜のため、私がネット上から調べ、自分で実験し確認した結果から、デュアルブートを完成するための方法も併せてここに記しておくことにしました。
   しかし、[P4]のような構造ではなく、普通にCパーティション(パーティション1)に
ブートシステムと Windows 本体が置かれている場合でも、そこから『以前のバージョン
のWindows』とのデュアルブートを作り上げるうえで、参考になるように書いておきます
(但し、OEM版のVista の場合には、後述のように、この先もデュアルブートへの道のりは、長いと想像されます)。

 具体的手順に入る前に、一つだけ前置き的説明をしておきます。

 以下で説明する《デュアルブートにするための特別の操作》は、コマンド・プロンプト
から、bootsect.exe と bcdedit.exe という2つのツールを使って行います。
   
コマンド・プロンプトは、Vista または『以前のバージョンのWindows』の、どちらのコマンド・プロンプト(cmd.exe)を使ってもかまいません。
さらに、Vista または『以前のバージョンのWindows』のインストール・ディスクから
『コンピュータを修復する』のコースに入り、その修復環境下でのコマンド・プロンプトを
使ってもかまいません。
すなわち、4つの実行環境のうちのどれを使ってもよいわけです。
しかし、同一パーティションが、どの実行環境を使うかで、異なるドライブレターで表示
されますので、どれがわかりやすいか否かの問題があります。

他方、bootsect.exe は、Vista のインストールDVD内の \boot フォルダ内にあるだけ
です。
また、bcdedit.exe は、インストールされたVista の \Windows\System32 ホルダー内
にあるだけです。

コマンドプロンプト(MSDOS) の操作の基本さえできる人なら、どれでも問題ありませんが、操作中にどのドライブであるかを見つけだすという作業があり、コマンドプロンプト(MSDOS) の操作に不安のある人は、通常ネット上でなされている説明だけでは、実際の操作局面に入ると困ってしまうことも考えられます。

 そこで、ここではできるだけ、そのようなことがないように、誰でもいわれただけの
ことを、その通りにすれば足りるような手順と実行環境のもとで行うことにいたします。

[事前準備] 予め、bootsect.exe と bcdedit.exe をわかりやすいところに
                コピー
しておく。

   まず、Vista または 『以前のバージョンのWindows』が使えるうちに、
      
      bootsect.exe と bcdedit.exe を
   
   Vista がインストールされているドライブのルートフォルダにコピーしておく。
    これをしておくことで、コマンド・プロンプトになったときの作業がたいへん楽に
   なります。以下は、その前提で記述します。


          [注] Vista のインストールDVDをドライブに差し込んで、インストール
              動作に入ってしまった場合には、途中でインストールを中止
                              すればよいわけだが、
              Vista のインストールDVDにあっては、≪インストールの中止≫
              は、インストール動作中に表示される作業ウィンドウの右上に
              ある通常のウィンドウの終了ボタン(×印)です。
                              気づきにくいから、注意。

                     
[重要注意] OEM版のVistaの場合、メーカーからはリカバリーCD
             (orDVD)が同梱されるだけでしょうから、bootsect.exe を自前で
             では用意できません。パッケージ版を所持されている方から
             コピーさせて戴くなどの必要があるでしょう(XP をインストール
             する場合なら、次の注を参照。もう一つ手がある)。
               ただ、OEM版のVistaの場合には、ハードウエアが最新のもの
             でしょうから
システム内部のデバイス(チップセットなど)に
             ついてまでも、『以前のバージョンのWindows』用の
ドライバーを
             インストールしなければならないという問題があり、
             さらにそれがXPであるとすると、ライセンス認証がデバイス
             ドライバーのインストール時の再起動とどう絡んでくるのでしょう
             か(?)。
             私には、そういったハードウエアがないので、実験できません
             が、失敗に備えて、バックアップより復元できるようにしてから、
             始めれば大丈夫ですね。成功を祈ります。

          
[注] OEM版のVistaで、XPとのデュアルブートの場合なら、
                               bootsect.exe がなくても、下記のBootPro をダウンロード
              しておいてくだされば、間に合います。
              (最下段の[後記]中にアドレスがあります。

              使い方は、該当場所で指示致します。
                               .NET Framework 2.0 以上も必要です。

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=0856eacb-4362-4b0d-8edd-aab15c5e04f5&displaylang=ja  <= .NET Framework 2.0

              

   
[第一段階] 『以前のバージョンのWindows』のインストール
   Vista がインストールされているハードディスクに、
   XPなどの『以前のバージョンのWindows』をインストールするのは、
   従来と全く同じに行えばよい。
   すなわち、インストールの途中で、Vista がインストールされているパーティション
   とは異なるパーティションをインストール先として選択するだけで、
   それ以外のところは普通のインストールと変わりない。

           [注] 私が実験した限りでは、XP も 2000 も Vista で NTFS フォーマットした
                 パーティションにインストールして、成功した。
        Windows 9.x は、所定のFAT or FAT32 でフォーマット。

   問題は、その結果から始まる。

   この段階で、XPなどの『以前のバージョンのWindows』だけが起動し、Vistaは起動
   できなくなっている。

   Windows のインストール時には、ハードディスクのMBR(マスターブートレコード)
      が書き換えられるわけだが、新しいブートシステムの Vista の場合と『以前の
    バージョンのWindows』ではその書き込み内容が異なるために、
      後からインストール した Windows の書き込みが、先の書き込みを消してしまい、
      Vista が起動できなくなった、ということです。

   そこで、[第二段階]から、その修復にとりかかりますが、このケースでは
   私は『以前のバージョンのWindows』上でのコマンドプロンプトで作業するのが
   いろいろな意味で、シンプルでベストと思いますので、それに沿って話を進めます。

      [注] 先の[事前準備]がまだの方は、[第二段階]に入る前に
         済ませて下さい。ここが最後のチャンスです。

[第二段階] 手作業での修復

   
今ここは、『以前のバージョンのWindows』のみが立ち上がり、
    Vista は立ち上がらない状態にあります。
       ここで、一気にすべての問題を解決して修復を完成させてしまいます。

      まず、『以前のバージョンのWindows』を起動します。

     [注]OEM版Vista のため、bootsect.exe がなく、BootPro で間に合わせる
        方は、XPにここで、先に .Net Framework(2.0 or 3.0)をインストールし、
        それから、BootPro をインストールして下さい。
        W2K(2000)には、対応していません。


   後のコマンド記述で必要になるのが、bootsect.exe と bcdedit.exe のパスと
   アクティブパーティション名(ntldr の存在する)です。
   コマンドプロンプトに入る前に確認してしまいましょう。

   アクティブパーティション(ntldr がある)は、まず C:(パーティション1)のはず
   です。希にそうでない場合は、言わなくても御本人が既にその自覚をお持ちです。

     [注] 現在の Windows では、物理的なパーティションの並びに対して、ドライブ
        レターは、論理的なものとして仮想化されており、必ずしも一致しない。
        物理的なパーティションの並びは、①『ディスクの管理』の帯(おび)の
        並びで、左から(パーティション1=パーティションC,パーティション2=
        パーティションD・・・・・)というように確認するか、② Windows インストール
                 CD=DVD のインストールパーティション選択画面で確認するかの、二つ
        の方法しか、与えられていない、と思われる。
        いずれにしても、ドライブCとパーティションCとを混同してはならない。

                

   bootsect.exe と bcdedit.exe のパスは、Vista のインストール・ドライブ名だけ
   わかっていれば充分です。人により異なりますので、各自確認して下さい。
   普通は、C:ドライブです。しかし、[P4]の記事の構造をとっている場合は、
   D:または、それ以降になっているはずです。

     [注意] 『以前のバージョンのWindows』で見たドライブ名です。
          Vista 上から見ると、Vista がCドライブであっても、
          『以前のバージョンのWindows』から見ると、Vista はDドライブという
          場合は、Vista のドライブは、Dドライブです。
          『以前のバージョンのWindows』上で作業する上で、
bootsect.exe と
           bcdedit.exe のパスとして必要なのですから。

   
   次に、XP(以前のバージョンのWindows)のアクセサリから、コマンドプロンプトを
   呼び出します。
   以下の(1)~(5)は、コマンドプロンプト内で赤字部分を半角で打ち込み、
   最後にEnterキーを押す。

   (1)ハードディスクのMBR(マスターブートレコード)の書き込みを新形式
     の Vista の書き込みに戻す。

        
(Vista ドライブ):\bootsect -nt60 all  [enter]

                              (注) -nt60 は、 /nt60 でもよい。(以下同じ)
                 コマンドプロンプトでは、大文字・小文字の区別はない。

              [注]bootsect.exe がなく、BootPro で代用される方の操作
                  |BootPro 起動|
                  |(上段の右から2つめ)Bootloader ボタンを click|
                   |(その下の)Reinstall the Vista bootloader にチェック|
                  |Apply ボタンを click|
                                            (以上で、同等の結果になります。)


         再起動せず、引き続きすべてのコマンドをここで投入し、
         一気に問題を解決してしまいますが、
         もしここで再起動すると、こんどは Vista が起動し、
         『以前のバージョンのWindows』は、起動しない状態になっています。
         (再起動してしまうと、現在の位置には二度と戻れなくなります。)
         
      そして、以下の(2)~(5)は、Vista の新ブートプロセス内で、
      『以前のバージョンのWindows』を選択し、起動するような仕組みを
      作り上げる作業になります。

  (2) BCDストア(boot.ini に代わる Vista でのブート情報格納場所)に
     『以前のバージョンのWindows』のエントリ(ブート情報格納場所)を
     作成する。

  
       (Vista ドライブ):\bcdedit -create {ntldr} -d "Windows XP"  [enter]

                       (注)
{ntldr} は、bcdedit.exe コマンド文法規則で決められている
              BCDストア内のエントリの識別子(正確には、その代わり)。
              本来の識別子は、長ったらしい記号のようだが、

              『以前のバージョンのWindows』に関しては、{ntldr} と書いて
              おけば、本来の長ったらしい記号を書かなくとも、どのエントリ
              かを特定してくれる、という背番号のようなもの。

              
"Windows XP"は、『以前のバージョン』にあわせて、各自
              適当に書きこんでよい。

          
(注)このコマンドを実行したときのみ、
                「Error ・・・・・Entry・・・・Already Exist」
             という表示がでるかもしれない(たぶん、出るはず)。
             しかし、これは正常であり、そのまま先に進んでよい。
             boot.ini が参照されているのであり、『既にあるぞ』ということ
             です。
             ということは、この(2)は抜かしてもいい、ということですね。


  (3) 作成したエントリに、ntldr のあるアクティブ パーティション名を
     セットする。 (ドライブ名ではない)


               (Vista ドライブ):\bcdedit -set {ntldr} device partition=C:  [enter]

                        (注)
partition=C: (=パーティション1)のところは、普通はC:の
              はずですが、そうでないケースもありえますので、先ほど調べた
              パーティション名にあわせて下さい。

  (4) 同じくエントリに、ブートローダーのパス
名をセットする。

            
(Vista ドライブ):\bcdedit -set {ntldr} path \ntldr  [enter]

  (5) ブートメニューでの表示位置を指定する。


             
(Vista ドライブ):\bcdedit -displayorder {ntldr} -addlast   [enter]

                       (注) 
-addlast  は、 -addfirst にしてもよい。

 
これで、再起動すると、デュアルブートが完成した形で、システムが立ち上がります。

  
[後記]
    完成後の整備は、BootPro などのソフトウエアから行うのがよいと思います。

    ダウンロード  http://www.pro-networks.org/vistabootpro/ 

    使い方  http://www.corso-b.net/itaya/TIPS/Vista/Vista002.html 

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